映画レビュー「聲の形」

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こんばんは~~

聲の形

普通に見逃しました。。。。

早見沙織さんの演技が神がかっている名作です!

せっかくなので今日は映画レビューでもしようかな

 

概要

聴覚障害を持つ少女・西宮梢子(Cv.早見沙織)と彼女をいじめていた少年・石田将也(Cv.入野自由)を中心に描かれる人と人とのつながりを描いた作品。

週刊少年マガジンに掲載された同名の漫画が原作。第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品をはじめ、複数の賞を獲得。全日本ろうあ連盟の教材。

「声」でなく「聲」なのは漢字の作りが「耳・手・声」がモデルとなった説があること、気持ちを伝えることができるのは声だけではないという意味が込められているため。

ストーリー

高校3年生の将也は、投身自殺を計画する。自分の家具等を全て売り、預金をすべて引き出し母親の枕元にそっと忍ばせる。しかし、いざ飛び降りようとしてもなかなか決心がつかない。

ーーーーー彼が自殺を考えるきっかけになったできごと。

それは小学6年生までさかのぼる。当時はガキ大将だった将也のクラスに聴覚障害を持つ少女・梢子が転校してくる。彼女は「筆談ノート」を使ってクラスメイトとコミュニケーションを図ろうとする。しかし、梢子のためにたびたび授業が中断されることを疎んじたクラスメイトから執拗ないじめを受けてしまう。そのうち、梢子の補聴器が何度も紛失したことが問題となり主犯格であった将也が糾弾されるようになる。将也は逆にいじめを受ける側になり次第に心を閉ざしていく。-----

結局踏ん切りのつかなかった将也はある日、梢子と再会する。おぼつかない手話を交えながら将也の口から出てきた言葉。。。。。

「あのさ俺と西宮、友達になれるかな?」

 

いいところ

■作画

さすが京アニ。作画がとにかく綺麗なんです。差し込む光、風景、キャラクター、それだけで眼福眼福。

ヒロアカ峯田とre:ゼロのスバルがいる?なんだそれは。知らんな。

■キャラクター

自分の罪と向き合い葛藤する将也、うまくしゃべることができないながらも自己を表現しようとする梢子、彼女を守るために精一杯虚勢を張る妹の結弦、コミカルながらも友達思いの峯田こと永塚君。個性豊かなキャラクターが作品を彩ります。

■声優陣

声優陣も非常に豪華で、主演の入野自由さんはキングダムハーツのソラ、ぱらっぱラッパーのパラッパ(知らなかった)、早見沙織さんは鬼滅の刃しのぶさん、やはり俺の青春ラブコメは間違っている。のゆきのんで有名ですね~。

永遠の推し悠木碧さん、結婚おめでとう賢章さん、出てたんか松岡茉優などなどサブキャストも豪華。画面を見ていなくても耳が幸せなんですが、とりわけ早見沙織さんの演技が素晴らしい。これはまさに筆舌に尽くしがたいので是非皆さん作品を見てください。(レビューしろよ)

 

よくないところ

■とにかく胸が痛い

いわゆる胸糞展開のオンパレード。これは後半のカタルシスというか感動を持ってくるために必要な要素ではあるのですが、とにかく心が痛い。見ているのがつらいです。この作品は本来もっと大きな評価をされても良い映画だと思うのですが、この部分のためにいまいち有名になり切れていない部分があるのは事実です。制作陣も当然そういった意見があることは承知でしたでしょうから、その点はかなり攻めた作品といえるでしょう。

■公開のタイミング

大ヒット映画「君の名は。」と公開時期が被っていたため、やや話題性に欠けてしまった作品です。(内容関係ないやんけ)

 

最後に

人と人が関わりあう以上、意図的でなかろうと自分の言動が相手を傷つけてしまうことはどうしても起こりうることです。言葉や文字って気持ちを伝えるのに非常に便利なツールである反面、簡単に武器になるということを忘れずに活用したいですね。

映画レビューのよくないところで上げた胸糞を我慢した先には、素敵なカタルシスが待っています。いまならネットフリックスなどサブスクリプションで同作品を見ることができるので、この記事を読んで興味を持ってくれた方がいたらぜひ見てください。とても良い映画です。(小並感)